ミュオンg-2及びEDM測定

MLFのミュオン科学研究施設においては、ミュオンの異常磁気モーメントおよび
電気双極子モーメントの精密測定実験が計画されています。
この実験では、異常磁気モーメントをこれまでの精度である0.5 ppmを上回る
0.1 ppm以下での精度による測定を行う事を目標にしています。
そのような超高精度測定を行う上で必要となる実験装置の一つとして、
空間磁場均一度が非常に高い超伝導ソレノイドが挙げられます。
この磁石では、内径28.3 cm、外径38.3 cm、高さ10cmという広い空間に渡り、
局所的な磁場均一度が1 ppm以下である事が要求されています。
低温セクションでは、この磁石システムの開発支援を行っています。
特に、地面振や冷凍機振動が磁場性能に与える影響を評価し、
振動で発生する誤差磁場を可能な限り減少させる低振動再凝縮冷凍システムの
開発や、製作した磁石の磁場を正確に測定するシステムの
開発に貢献しています。


J-PARC g-2計画概略

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