超低速ミュオンビームライン(スーパーオメガ)

 J-PARC物質生命科学実験施設に新設される超低速ミュオンビームラインは
表面物性の研究等を目的とする超低速・大強度(*1)正ミュオンの生成設備です。
この設備には最初に大強度陽子からミュオンを生成する一次ターゲットから
超低速ミュオンを生成する二次ターゲットまで大強度ミュオンを輸送する超伝導
磁石システムが必要になっています。
 低温セクションは磁石システムの開発および建設の支援を行っています。
この磁石システムはミュオンの輸送・集束ソレノイドから構成されています。
特に輸送ソレノイドは出入り口に約45度の湾曲部を持つ長さ約7mのS字状湾曲
ソレノイドであり(下図)、構造設計やクエンチ保護設計に工夫が必要でした。
他の特別な配慮が必要な部分としては、入口部が一次ターゲットを直接
望む位置にあるため、高い耐放射線性も求められるなどが挙がります。
 低温セクションはこれらの開発項目に関して特に大きな貢献をしています。


*1…おおよそeV‾keVレンジ

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